口腔がん検診協力医名簿
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令和元年度 口腔がん検診実技研修会 2020.02.12  


 

令和2年2月1日(土曜日)15時より姶良地区歯科医師会館にて姶良地区口腔がん検診実技研修会を開催いたしました。
昨年12月7日に開催いたしました特別講演と今回の実技研修会の両方の参加により、姶良地区口腔がん検診協力医として認定されるセミナーとなっており、多数の先生方に参加いただきました。
実習に先立ち、座学にて鹿児島大学教授の杉浦先生より口腔がん検診の実際について、STAIR法に基づき説明頂きました。 実技実習は、1グループ6人で4グループとなり、杉浦教授の医局より別府先生、久米先生、田中先生に各グループにインストラクターとしてご協力いただき、視診触診、細胞診、ルゴール染色の3つを軸にすすめられました。
視診触診の実習では、鹿児島県歯科医師会の作成した口腔がん・口腔粘膜疾患検診の予診票に沿って口腔内の粘膜部分の精査し、口腔外の顎下リンパ節、頸部リンパ節の触診の方法を確認しました。
細胞診の実習では、歯間ブラシを用いて、病変から細胞を採取し、検体保存液へ保存・固定する一連の流れを実習しました。病変の細胞がしっかり採取できるよう、強めにこするとる必要があり、かつ壊死した組織や出血等でなるだけ修飾が加わらないように注意して採取すべきとのことでした。検体保存液についても今後使い勝手の良い新しい製品が追加される予定とのことで、より簡便に診断できることになりそうです。
ルゴール染色の実習では、ヨードグリセリンを5倍希釈したものを用い、実際に舌辺縁部の染色を行いました。異形成がある部位は染色されないのが特徴で、しっかり防湿し、唾液のコントロールをしながら1分間染色し続ける必要があります。ヨードアレルギーや正しく染色されないエリアをしっかり把握し、できるだけ広範囲を染色し病変をチェックするよう説明がありました。
全体を通じて、参加の先生方もリラックスした雰囲気で実習に取り組まれて、杉浦教授やインストラクターの先生方への質問も多く、大変充実した実技研修会になったと思います。
また、口腔内診察やリンパ節の触診は実際の臨床にすぐにフィードバックできるものであり、今後の診療に活かしていただきたいと思います。







 

 




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