口腔がん検診協力医名簿
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令和元年度姶良地区歯科医師会 忘年学会 2020.01.07  


 

 令和元年度姶良地区歯科医師会忘年学会が例年通り、12月7日(土曜日)15時から姶良地区歯科医師会会館にて行われました。会員発表は姶良市の青雲会病院口腔外科 守山泰司先生に「青雲会病院歯科口腔外科外来患者の臨床統計的観察」という演題でご講演頂きました。平成17年の開設以来、紹介患者さんが順調に増え続け、現在はユニット3台、歯科医師2名、歯科衛生士、看護師各2名で診療に臨んでいるとのことでした。患者さんの内訳としては抜歯依頼(智歯、骨代謝抑制剤、出血傾向など)が全体の6割弱と一番多く、粘膜疾患、炎症、外傷、顎関節症、腫瘍、嚢胞、唾液腺疾患の順に依頼が多いとのことでした。
実際の症例として、骨代謝抑制剤使用の患者さんの抜歯後処置や義歯性潰瘍の経過をパノラマ、CTを交え分かりやすく解説頂きました。最後に守山先生から、現在、新規患者さんの予約が少し先になる状況のため、急を要する患者さんの場合には事前にご連絡をくださいとのことでした。
また特別講演では鹿児島大学大学院顎顔面疾患制御学教授 杉浦剛先生に「歯科医院で今日から行う口腔粘膜検診 STAIR法」という演題でご講演頂きました。
口腔がんの鹿児島県での状況や発生部位、リスクファクターについて、また口腔潜在的悪性疾患(OPMDs)いわゆる口腔内にがん化を起こすリスクをもつ臨床的状態(紅板症、白板症、慢性カンジダ症、扁平苔癬など)の段階で見落とさないことが私たち歯科医師の重要な責務であるということ、そしてSee(視診)、Touch(触診)、Assessment(考える)、Inform(説明する)、Relation(専門医へつなぐ)からなるSTAIR法について、診査法のルーチン化の重要性や解剖学的知識の確認を実際の動画を使って解説頂きました。実際に専門医へつなぐ際には患者さんに「2週間以内に専門医を受診してください」など期限を切って早期受診を促すようお願いがありました。
杉浦先生の「私たち歯科医師は生まれてから死ぬまで患者さんの口腔環境の管理ができるべきである」というお言葉がありましたが、私たちが患者さんの人生に歯科医師としてしっかり寄り添えるよう日々の研鑽が必要と感じました。
2月には実際の細胞診のやり方など実技研修会が行われますので多数の先生方のご参加をお待ちしております。







 

 




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