霧島市市民講座
『口の中にも「がん」ができる?
〜知って得するお口の話〜
その口内炎、本当に大丈夫?セルフチェックしましょう!』
令和元年11月3日に霧島市シビックセンターにて霧島市民に対する口腔がん啓発のための市民講座を霧島市と姶良地区歯科医師会の共催で行いました。当日は連休の中日で天気にも恵まれたくさんの方にご参加いただきました。今回は鹿児島大学教授の杉浦 剛先生をお招きして、口腔がんをテーマに1時間半にわたりご講演頂きました。
口腔がん撲滅運動のシンボルであり、姶良地区歯科医師会も賛同しているレッド&ホワイトリボンの紹介、リボンの名前の由来である不均一に赤みや白みを帯びた特徴を有する口腔がんの説明からはじまり、口腔がんの成り立ち、鹿児島県内の口腔がんの死亡率、口腔がんのリスク因子、そして歯周病と糖尿病の関係、オーラルフレイルなど多岐にわたる内容でした。また鏡を見ながらできるセルフチェックや口腔機能訓練法も実際の動画を観ながら分かりやすく親しみやすくお話しいただきました。
あっという間の講演でしたが、参加した皆様の杉浦教授への熱心なまなざしが印象的で、盛大な拍手をもって閉幕となりました。
講演終了後も杉浦教授に個人的に質問がある方が行列をなしており、市民の皆様の関心の高さを感じました。姶良地区歯科医師会としては、地域住民への啓発とともに今後は会員の先生方向けの口腔がん検診の講演会や実技研修会を12月と2月に予定しており、さらなる研鑽を積んで地域医療への貢献を果たしてまいりたいと考えております。
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