平成31年2月15日午後7時より、かごしま空港ホテル2階松の間にて、「平成30年度姶良地区三師会学会」が開催されました。
:演題:
「腎機能を考慮した医薬品適正使用のエッセンス」
:講師:
熊本大学大学院生命科学研究部(薬学系)・薬学部 薬剤情報分析学分野 助教
近藤悠希 先生
医薬品適正使用における最終目標は、薬剤の有効性は担保しつつ、そのうえで如何に薬剤有害事象を最小限にするかにあります。
薬剤関連のいわゆるメディケーションエラーをみてみますと、小児・成人ともに用量間違いが多く、昨今増加している慢性腎臓病など腎機能が低下している患者さんには腎排泄型薬剤の投与は注意が必要となります。
歯科では腎排泄型薬剤で注意が必要なものはレボフロキサシン(クラビット?)があるようです。
血清クレアチニン値だけで判断すると、腎機能低下の疑いのある患者さんを見落としてしまう可能性があり、特に高齢者(特に女性)・また糖尿病や高血圧症患者には注意が必要とのことでした。
最後に腎排泄型薬剤処方監査支援システムの紹介がありました。 |