平成29年8月18日(金)、かごしま空港ホテル2階『プルメリア』にて「第21回姶良地区糖尿病医療連携協議会学術講演会」が開催されました。
共催:姶良地区医師会/姶良地区内科医会/姶良地区糖尿病医療連携協議会/
姶良地区歯科医師会/姶良地区薬剤師会/MSD株式会社
【特別講演】
座長 : 姶良地区内科医会 会長 林芳郎 先生
演題 : 「糖尿病診療よもやま話:食事、薬剤、低血糖、フレイル」
演者 : 福岡大学医学部 内分泌・糖尿病内科 教授 柳瀬敏彦 先生
最近のトピックスや事例を交えながら、よもやま話と称されご講演いただきました。
食事療法については、宅配を利用した追跡調査が紹介され、管理栄養士による栄養指導は効果があるとのことでしたが、長期継続となると企業側や患者さん側などにもいろいろと問題がでてくるようでした。
糖尿病による合併症と思い込んでいると、実は慢性石灰化膵炎やがんに伴うこともあり、
また、現在は多種の糖尿病の薬剤がありますが、糖尿病の薬剤管理中においても低血糖や劇症1型糖尿病など予期しない事態を発症することがあるので注意が必要で、年齢や腎機能に応じた診療の個別化が重要とのことでした。
フレイルについても述べられ、高齢者と中高年者とではサルコペニアを考慮すると血糖コントロールの目標値の意味合いが異なってくるので、高齢化社会においては個々に相応の対応が望まれるとのことでした。 |